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ストリートファイターIII（-スリー）は、カプコンが開発・販売した2D対戦型格闘ゲーム。1997年2月にアーケードゲームとして第一作『ストリートファイターIII -NEW GENERATION-』が稼働開始し、その後続編が2本製作された。通称『ストIII』。カプコンはこれを『ストリートファイターII』の正統な続編と位置づけている。
従来シリーズの主人公であったリュウを脇役に据え、アレックスという「新世代」(New Generation) の主人公に変更、また登場する12人のキャラクターのうちリュウとケンを除いて全てを新キャラクターに刷新することにより、『II』および『ストリートファイターZERO ZERO』の系列と別であることを印象づけた。最大の特徴として、相手の攻撃を「捌く」攻防一体の動作であるブロッキングが挙げられる。また、いわゆるドット絵による膨大なパターン数を使用した、当時の2D格闘ゲームの中では群を抜いて滑らかで美しいアニメーションも特記すべきであろう。パターン数は少ないキャラクターでも400以上、エレナなど多いキャラクターでは700以上にも及ぶ。音楽面も従来のシリーズと差別化され、一見格闘ゲームに似つかわしくない様なジャズ・ヒップホップ調のBGMが多い。