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熟年離婚（じゅくねんりこん）は
中高年の夫婦が法律上の婚姻関係を解消すること。ここ10年で2倍以上に増えており、妻からの申し立てが多い。
テレビ朝日系列で2005年10月13日から12月8日まで放送されたホームドラマ（本項で記載）。
仕事一筋だった幸太郎が定年退職を迎えた日の夜に、長年連れ添ってきた妻から突然三行半（みくだりはん）を突きつけられる。団塊世代の大量定年問題を踏まえ、夫婦のあり方を扱ったドラマ。
おおかたの予想を覆し、高視聴率を獲得。「熟年離婚」は流行語ともなった。
現代女性の生き方の模範として、マスコミが肯定的に報道するために、熟年離婚が進んでいるとの指摘もある。また弁護士が、割のいい（失敗の少ない）仕事として離婚調停を引き受けることが多いために熟年離婚に拍車がかかっているとの指摘もある。また、離婚時に家を受け取り、離婚後にも元夫から生活費を受け取る元妻や家族が多いことも特徴である。ドラマと現実とがリンクしあい、視聴率の高騰と社会現象とを同時に引き起こしている好例とされ、現代的な現象であると言える。