『銀河系』より : 銀河系(ぎんがけい)とは、宇宙に数ある銀河の中でも、人類の住む地球・太陽系を含む銀河の名称である。局部銀河群に属する。以前は渦巻銀河の一種と考えられていたが、20世紀末以降は棒渦巻銀河であるとする説が有力になりつつある。中心には超大質量ブラックホールがあると考えられている。 現在では我々のいる銀河のことを天の川銀河とも言う。また、地球から見えるその帯状の姿は天の川または銀漢(ぎんかん)と呼ばれる。 通常の渦巻銀河と同様、銀河系も数多くの恒星や星間ガスなどの天体の集まりで、全質量は太陽の1兆2600億倍と見積もられている。そのうち可視光などの電磁波を放出している質量の合計は5.1%以下の643億太陽質量で、質量の大部分はダークマターであると考えられている。中心付近には比較的古い恒星からなる密度の高いバルジを持ち、それを取り巻くように若い恒星や星間物質からなる直径約8万-10万光年のディスクがある。ディスクの厚さは中心部で約1万5千光年、周縁部で約1,000 光年で凸レンズ状の形状を持つ。
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